斬る、裂く、千切る
( ゚д゚ ) 愛煙家の、きんgです。
私は煙草を吸う。ヘビースモーカーの定義はわからないが、1週間で大体10箱くらい吸う。
換金すると4400円だし、換タールすると140mgだし、換ニコチンすると12mgという数字になる。
時効であってほしいが、私は16歳の頃から慢性的に煙草を吸うようになった。
日本の法律では、満20歳未満の者の喫煙を禁止していると明記されているので、厳密に言うと私は犯罪者になるのだろう。
一方で、いつからだったか忘れたが、タスポの導入により自動販売機による、未成年者の煙草購入は難しくなったはずだ。
タバコ税も年々上がって、私が16歳の頃から、単価はほぼ2倍になった。だから、同士をかわいそうに思う気持ちもある。
そんな中、煙草は1時間以上経過してから次を吸う、1回に2本以上連続で吸わない、というマイルールがこっそりあるのだが、守られていないのが現状だ。
破っても何も起こらないルールは、いつまで経っても守られないから、意味は無いのだが、そういう心がけをしているのだ。
逆に言うと、禁煙する気は今のところ更々ないということにもなる。
このご時世、自分のデスクで煙草を咥えながら仕事をする、という場面は減っていると思う。
私が社会人になったのは2004年だが、その頃はもうそういう風潮だったと思う。
なのでオフィスビルには、フロアに喫煙室があったり、ビルの外に喫煙所があったりする。私の場合は今、後者に該当する。
そんな場合、同じビルにいるので【よく見かけるが話したことは一度も無い】という他社の人がもちろんいるものだ。そしてそれは、喫煙者(喫煙所に来る人)ほど、より顕著になる。
今日14時頃に煙草を吸っていると、よく見かけるが話したことは一度も無い他社の人が現れて、煙草の箱を取り出した。この話したことは一度も無い同い年くらいの人が、私に話かけてきた。
「すいません。ライターを貸して頂けないでしょうか?」と。
「どうぞ」。胸ポケットにしまっているライターをモゾモゾして差し出す。
これは喫煙者あるあるである。喫煙者なら誰しも一度はそういう経験があることでしょう。
このお願いのいやらしいところは、「駄目です」と断られることがまず100%無いということである。
相手が煙草を吸っている以上、必ず着火物を持っているはずだという根拠、そしてそれは消耗品であるがそう簡単にはなくならないボールペンのインクのような存在であるからなのだ。
しかし私は彼にライターを手渡す瞬間、「あっ!」と思い顔を赤らめたに違いない。
何故ならそのライターはキャバクラで貰った、キャバクラの店名とTEL #と住所が書かれたライターだったからだ。
瞬時に意識して、捺印の書かれていない方を表面にして差し出した。
エロ本の表紙を裏にしてレジに置く(バーコード側を向けてあげてるんだよという親切ではないはずだ)とか、エロDVDをノーマル映画DVDの間に挟みこんで店員に渡すとか、そういう感覚に似ている衝動だな。
しかし普通、ライターの着火部分が右上にくるよう(捺印側が正面にくるよう)、設計されているのだと思い知った。細かいことだが、ちゃんと考えているんだなと感心する。
これは右利きの人が多くて、右手の親指で普通着火させることが多いという統計なのだろう。
彼の目線はそのライターの印刷に一瞬留まったはずだ。
彼は火を点けてから「ありがとうございます」と言って、私に返した。貸したものは返すのがルールだからそうするのだな。
何を思ったか知るよしもないが、気のせいか彼はニヤッと笑ったように見えた。
私は、半分以上まだ残っている煙草をもみ消して、その場を去った。
私の考案した【恥ずかしさを乗り切るタイプ分け】によるところ、【その場から逃げる】手法で、恥ずかしさを乗り切ろうしたわけだ。
親切は一瞬で痴態に変貌する
という話。
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