かよ++
( ^ω^) 原稿の締め切りに間に合わない
と言ってみたい、きんgです。
■ ある昼飯の絵
白に青い横じま。こんな店でもそこそこの値段がする御椀を使うのだろう。私もいつか体験してみたいが、轆轤(ロクロ)を使って椀を回し、白地に青い色をコーティングしたのだろう。御椀もそうだが、汁にも丹精をこめて欲しい。御椀の底は見えないが、この黒い汁に職人魂が込められていると信じたい。
天ぷらは海老、キス、イカから選ばせるくせに、うどんなのかそばなのかを問いかけてこない店員。合っているから良いとして何故聞いてこないのだろう? 私がそばを頼むと判っていたのだろうか?
お盆の上は白に青い横じまの御椀、そばが盛られたざる、そしてねぎとわさびが置かれた小皿、そしてキスの天ぷら皿が並んだ。430円の昼飯に特別な考えは浮かばない。隣で勢いよくうどんを啜(スス)るタイトなスーツ女性が気になる。黒に統一され胸元を白のブラウスがきらつく。心の中で、君はここで御飯を食べてはいけないと勝手を言う。
まずキスを投入すると黒い汁に油が広がる。半分ほどまで浸ったキスは冷たいが、天ぷらの味という本質を保っている。次にそばを半分ほどまで入浴させて勢いよく啜る。隣のスーツ女に振り向いてもらいたい感情はゼロに近かった。先に油が広がった麺汁だが、そばは抵抗せずに口元へするすると吸い込まれた。
その後は、白ねぎと緑ねぎを上手くコンビネーションする。わさびは溶けずらいこともあり、固まった状態で口に含むとむせそうだから、少しずつ溶かした。そばと天ぷらを交互に口に入れ、時には苦味と辛味をトッピングし、お盆を軽くした。私は隣の女性より後に入り、先にご馳走様した。
気のせいか心の中で『さすがね』という声が、きりっとした目つきと特徴あるピンク縁メガネに囁かれた気がした。
■ あるタクシー帰りの絵
バックミラーに写った運転手は10人中10人が強面だと言うだろう顔つきだった。シルバーの上下スーツに上等な腕時計をはめて、私に行き先を促している。「仲木戸駅まで」、そう伝えると無音の車内に舌打ちの音が聞こえるような気がした。
拾った先から下ろし先まで、幾重の行き方があるのだが、距離は異様に近い。精々2メーター=800円だ。私が感じている運転手への申し訳なさが音に現れるわけだ。0時を回っていないこともあり、こんな距離は電車で帰れよとか、そんな体系だから歩けよとか、わざと道を間違えてやろうという悪魔の声が耳を覆う。
しかし、運転手は妄想に反して私の予定通りの道を順当に進む。しかし、駅前の交差点に差し掛かった時だった。自分が運転していたら確実に突っ切るだろうタイミングで信号が黄色になった。ほくそ笑んでみていると、運転手は舌打ちしながら急ブレーキを掛けて停車した。同時に私がコンビニで買った酒が、後部座席でばら撒かれた。運転手はぶつぶつ何かに文句を言っているが、私に謝る気持ちは無いようだ。私はこの時、タクシーの料金ルール基礎を思い出す。距離と時間だ。彼はきっと今、時間稼ぎをしたのだと、誰しもが感じることを感じた。
停車目的が見えた頃、さっきの行動から推測して少しでも銭を稼ぎたいのだなというこの明らかに年上の運転手を見ていて悲しくなった。メーターは890円を指していたが私は1000円札を出してお釣は要らないですという気持ちだった。しかし、ここで奇跡が起こった。
私が1000円札を財布から出すよりも早く運転手は110円を用意して、私に差し伸べているのだった。私の近場で申し訳ないからせめてお釣は要らないという精神を、小僧金もって無いだろ、いいよ帰れよという精神だ。
世の中広いな。
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マッ------------------(゚∀゚)------------------テター!!
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